2. ヒト疾患特異的iPS細胞を用いた疾患病態解析

患者さんの体細胞からiPS細胞を作成することができれば、その多分化能を基に疾患に関連した種々の組織を誘導することが可能となります。生体よりの入手が困難な組織の作成も可能となり、安全で有効な治療基盤の確立のために目的とする組織を繰り返し、多量に用いることが可能です。これらの基盤技術を有効に活用することにより、疾患原因研究・疾患治療研究において多大な進展が期待され、治療困難な疾患に苦しんでおられる患者さんにとって大きな福音となることが期待されます。本プロジェクトにおいては、疾患特異的iPS細胞を樹立し、試験管内において病態をモデル化した系を構築し、病因の形成機序や病態の進行のメカニズム解明を推進します。また、疾患を制御する薬剤候補物質を探索します。
岐阜大学は歯髄幹細胞・細胞バンク事業を展開しています。歯髄幹細胞からは高率的にしかもより少ない因子のみでiPS細胞を誘導できることが確認されていますので、本プロジェクトでは岐阜大学國貞隆弘教授と協力して、本バンクの歯髄幹細胞のHLAタイピングを基に、より多くのiPS細胞株を樹立することを目指しています。

ヒト疾患特異的iPS細胞を用いた疾患病態解析


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